チベット人が住む青海湖のほとりを訪れたのは、12年前の1995年である。

          道が凍る冬と、暑い夏に行った。山中ではないのに、高度は4000m近くあり、頭が重く、

          体調は不良だった。夏は菜の花が咲き乱れ、春の風景であるが、太陽が昇ると、

          じりじりと肌が焼けるような暑さになる。しかし、夜はセーターが必要な寒さになリ、

          内陸性気候特有の寒暖の差が激しい。一日で春夏秋冬が体験できる。
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           今まで見た虹の中で最高、青海湖がかすんで見える。放牧の家畜が小さく見えます。

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この写真を利用して上記のブログを書きました。

近くに住むチベット人親子、キャンプを見学、後で彼の家を訪問

菜の花畑と蜂蜜の箱、遠くから蜜蜂を追いテント生活


95・7・27

 バスで福岡空港へ、15:55発、北京19:20着、迎えのバスで展覧館賓館へ。

7.28、

朝早く、北京駅へ、北京駅は地方から出稼ぎに来た人が寝泊りして、混雑している。9:20発が、李鵬首相の列車優先と停電で3:00になり、うんざり。暑いので冷房のきいた部屋でひたすら待つ、本を読む、昼食は不味い中華弁当、乗り込んだ列車は2段ベッドが並ぶ、寝台車、4人がセット。暑い、冷房は効いていない。夜は揺れがひどく眠ることができない、食事も不味い。

7.29

 8:00におきる、大幅に遅れたため、一種の臨時列車になって、各駅での待ちが多い。西安をすぎて、黄河に沿って上流に向かう、雄大な黄土高原が続く、真夜中の2時に、蘭州(高度1500メートル)に着く。

7.30

 バスで金城賓館へ、列車の時から下痢が止まらない。スイカが悪かったか。昼の集合までとりあえず寝る。ホテルで昼食の後、バスで西寧(高度2300)に向かう、途中黄河を見学、雨が激しくなる、市内に入る、青海賓館の前で歓迎会、

7.31

 市内の北山寺(道教)見学、岸壁に作られているため、かなり急な階段を登る、おみくじは中吉、次はイスラム寺院、中国風の寺院、回族のため、寺院内でコーランの教育をしている、少し話を聞く、コーランに異教徒は触っていけないとのこと。

8.1

 歓迎会、チベット仏教のタール寺に昼ごろつく、雨がひどい、寺の見学をやめて、仏具などを買う、青海招待所に宿泊。

8・2

 昨日の雨がうそのように晴れ上がっている。寒気も少し取れてぐっすり寝ることができた。トイレは水が出ない、くさい。朝食はおかゆ。10時にバスでベースキャンプ(高度3300)。途中ミツバチ業者に出会い、蜂蜜を買う。四川省からきている。ペットボトル6本で36元と安い。菜の花が一面に広がっている。途中から歩き、ひばりの声も聞こえ、早春である。昼にはキャンプについて儀式、近くにチベット人の住宅があるのでそこに行こうかと思ったが天候の急変のためテントでごろごろ、ヒョウが降ってきた。山はうっすらと雪、虹が出ている。突然真冬に戻った、セーターを借りる。でも、午前中の晴天で手は日焼けしている。夕食の時間が判らず、何も残っていない。ミーティングはたらたらとつまらない。満天の星がきれい。

8.3

 昨夜は寒くて寝られなかった、冬の用意も必要。キャンプ地に遊びに来ていたチベット人とポラロイドで親しくなって、家に招かれる。

8.4

 神山(高度3621)登山の日、ゆっくり登る、途中放牧のテントで話を聞く、ここは夏用のテントで冬はふもとの家に戻る。汗をかいた。のどが痛く風邪気味。

8.5

 昨夜はキャンプ最終日で、騒がしい。余分なものはチベット人にあげて、バスで招待所に戻ってくる。体調不良で湖をさっと見て、さっさと寝る。この湖で取れる魚は一種類で草魚のようなもので淡白で不味い。

8.6

 西寧に向かう、途中、日月山に立ち寄る、さらに蘭州のホテルに、気圧の急激な変化で耳が痛い。

8.7

 朝早く、蘭州空港から黄土高原の上を北京に、1時間半で着く、行きは一日以上かかったのに。例のホテルに着いたあと、古物街へ、珍しいものがたくさんあるが高い、夜は送別会。

8.8

 ひさしぶりにゆっくり寝ることができた。成都からきたというチベット人の人類学者に会うが、学者という感じではない、料理はあっさりとしてうまい、帰りホテル付近で音楽テープと靴下を買う、食べすぎで夕食はぬく。

8.9

 朝早く、大連経由で福岡に帰る。


黄河上流


チベット(青海省)

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